9月28日より、平成28年第三回都議会定例会が始まります。
今定例会は、小池知事就任後初の議会であったため、当初は小池知事と自民党の対立が話題になっていましたが、ご案内の通り、都政における目下の重大事項は豊洲新市場予定地において、これまで安全性の根拠としていた土壌汚染対策に伴う盛土の一部行われていなかったことです。
この間、会派としても現地調査を行ってきましたが、26日小池知事に下記の申し入れを行いました。
1 現在の豊洲市場が安全・安心な市場として本当に機能するのか、あらゆる観点から徹底的に検証すること。
2 盛り土問題では、いつ、誰が、どのような理由で盛り土をしないことを決めたのかなど、意思決定の経過を明らかにすること。
3 豊洲市場内の全施設の地下ピットにおける水・土及び空気の調査を実施し、その結果を公表すること。
4 市場問題PTや専門家会議のインターネット中継をはじめ、情報公開を徹底し、都民の信頼回復を図ること。また、マスコミによる取材にも積極的に協力し、水や土の独自の採取や分析なども認めるなど、広く情報公開を徹底すること。
5 都と東京ガスとの交渉の経過についても、積極的に情報公開し、検証すること。
6 操業由来の汚染物質が全て掘削除去されているのか、不透水層より下は汚染されていないのかを改めて検証すること。
7 豊洲市場の開場延期が長期化するのであれば、現在の築地市場の耐震化など、必要な対策を講じること。
8 全ての市場業者に対して、経済的な支援策はもとより、十分で丁寧な対応を講じること。また、中央区とも十分協議し、築地での食文化の拠点継承に向けて取り組むこと。
今定例会においては真相解明を求めていくとともに、食の安全を第一に対策を講じていくよう、審議を行ってまいります。
また、豊洲移転の議会審議をしていた当時、都議会第一党の政策責任者を務めていたことから、26日放送のテレビ朝日ワイドスクランブルより取材を受け、当時の担当者とのやり取りについて説明させていただきました。実際の放映は約30~40分の取材に対しだいぶ編集され、もっと使ってほしい話の部分もありましたが、想定していたよりは長く放映してもらえた感じです。