10月13日都議会定例会が閉会しました。小池知事になって初めての定例会は知事提出の全議案が可決、豊洲市場移転問題特別委員会設置の動議が全会一致で可決しました。
今定例会の議論の中心はまさに豊洲の問題であり、経済港湾委員会での集中審議を経ても、さらに疑惑が深まり、真相究明に背を向ける当局の姿勢が改めて浮き彫りとなりました。
都議会民進党はプロジェクトチームを作り、様々な角度からこの問題の調査を行っています。そして定例会閉会中においても徹底した審議を目指し特別委員会の設置を求め、他会派の理解を得ることができました。
私も当時会派の政調会長を務め経緯を熟知している者の一人であることから、会派を代表して特別委員会に所属することになりました。
豊洲市場問題は、今後、安全性の検証をすすめ、豊洲を維持するのか放棄するのか知事にとっては大きな決断が求められます。仮に維持するのであれば安全対策をどのように講じていくのかが大きな問題となります。過去の専門家会議による提言が理論的に正しかったのか、汚染除去工事自体に問題はなかったのか、明らかにしていかなくてはならない課題は山積です。しかし、これまで欺かれてきた私たちにとっては、過去の原因と責任の所在を明確にしなければ、都の職員を信用することは出来ず、前には進めません。しかし同時並行で進めなくてはならないのは市場関係者への真摯な説明と支援策の早急な決定です。
故に、私も委員会の中で真相究明とともに市場の将来に向けての議論をして参りたいと考えています。